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アメリカ社会に根付くプラグマティズムとは?

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よくアメリカは合理主義などと言う人がいます。それはあながち間違っていないと思います。私はその合理主義の根底にプラグマティズムの思想があると考えています。

プラグマティズムとは何か
プラグマティズムは次のように定義されています。
行動を人生の中心にすえ,思考,観念,信念は行動を指導すると同時に,逆に行動を通じて改造されるものであるとする。そして行動の最も洗練された典型的な形態を科学の実験に求め,その論理を哲学的諸問題の解決に応用しようとするもの。


難しめなので要約すると、「いろいろ考え込んだって、要は行動しないと意味ないよね。で、判断基準もあいまいなヤツじゃなくって、科学的なアプローチで裏を取るべきだよね。その結果をもとにいろいろ考えていけばいいと思うよ。」ってことだと思います。
この雰囲気って、かなり、アメリカ人っぽくないですか?
プラグマティズムは1870〜74年の私的なクラブに起源を有する思想であり、その代表的なメンバーとしてチャールズ・サンダース・パース、ウィリアム・ジェームズらがいる。

プラグマティズムはジェームズによって広く知られるようになり、20世紀初頭のアメリカ思潮の主流となった。心理学者の唱える「行動主義 behaviorism」、記号論研究者の「科学的経験主義 scientific empiricism」、物理学者の「操作主義 operationalism」など及んだ影響は広く、現代科学では統計学や工学においてこの思想は顕著である。プラグマティズムは、社会学、教育学、流通経済学などアカデミズムにも多大な影響を与えたが、それにとどまらず、アメリカ市民社会の中に流布して通俗化され、ビジネスや政治、社会についての見方として広く一般化してきた。

その歴史は前期と後期に大別され、後期のプラグマティズムはシカゴ大学を中心に発展したため、シカゴ学派とも呼ばれる。シカゴ学派の代表的な者にジョン・デューイ、心理学者のジョージ・ハーバート・ミードらがいる。


その後、チャールズ・W・モリス、ジョセフ・フレッチャー、ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン、リチャード・ローティらによってネオプラグマティズムとして承継発展されている。

もっと分かりやすくエミネムさんに教えてもらいたい人はこちらの動画をご覧ください(笑)
https://youtu.be/pnPLKh22B4w

このプラグマティズムはビジネスでも使われていて、スティーブ・ジョブズなどシリコンバレーの起業家たちにも浸透している。そう語るのはプラグマティズムに詳しく、聖学院大学で教鞭を握る大賀祐樹氏だ。

「一番驚いたのはiPodを発売したとき、音楽をコピーして聴こうという考え方でした。自分の権利を頑なに守るのではなく、みんなでシェアしようという柔軟な姿勢に、プラグマティズムの世界観を感じます」

大勢で共有し、よいサービスにしていこうという民主主義的な思考プロセスが表出しているという。

「05年にスタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチの中で、失敗が結果的にはよかったと話しています」

自分の経験を活かしながらよりよいものにし、成功につなげていくような生き方、考え方は、「いま」を重視し、仮説を立て検証し、間違っていたら仮説を修正していくプラグマティズムの思想と重なってくる。

「アメリカという国は先住民がいたとはいえ、ヨーロッパやアジアから人々が集まり、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら開拓していった国です。もともと、プラグマティズムの思想を受け入れやすい土壌があるのでしょう」と、歴史的な源泉があると大賀氏は語る。
いかがでしたでしょうか。アメリカが超大国になれたヒントがこういう所にあるのではないでしょうか。日本は未だに根拠のない精神論などがはびこっているので、早く日本にもプラグマティズムが根付いてほしいものです。まあ、抜本的な教育改革をしない限り不可能でしょうけどね。では、次回をお楽しみに!



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