先日、映画「ハミングバード・プロジェクト」を観てきました。この映画はマイケル・ルイスが書いた「フラッシュボーイズ」という本が原作となっています。感想を言うとネタバレになるので詳しくは言いませんが、いわゆる頭の良い人たちが悪知恵を使って儲けようという実に金融映画らしい作品となっています(管理人はこういうマネーゲーム系が好きなのでそこそこ満足できた)主人公のヴィンセントを演じるのは映画「ソーシャルネットワーク」でフェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグ。ヴィンセント役とザッカーバーグ役の共通点はどちらも頭の良いユダヤ系アメリカ人役であること。アイゼンバーグ自身がユダヤ系アメリカ人なので、どちらも再現性がありハマり役です。(ハミングバードプロジェクト予告編:https://www.youtube.com/watch?v=B56krI0bZWc)
さて、今回のトピックなのですが、ウォール街が分かる金融映画3本をみなさんにご紹介したいと思います!それでは見ていきましょう!
1.マネー・ショート
この映画はリーマンショックの舞台裏を描いており、証券会社がいかに顧客を騙していたかが描かれています。この作品もハミングバードプロジェクトと同じく、マイケル・ルイスの著書が原作となっています。劇中でCDOやCDS、モーゲージなどの難しい金融用語が出てくるのですが、セレーナ・ゴメスやマーゴット・ロビーが優しく解説してくれます(笑)ブラット・ピットやライアン・ゴスリングなどのイケメン俳優も出演しています。ブラット・ピットはマイケル・ルイスの著書が原作になっている「マネーボール」にも主人公として出演していましたね。お気に入りなのでしょうか?
金融映画はスマートな雰囲気を出したいのか、やたらイケメンが出てくる気がします。次はあのイケメンが主人公の作品です!(マネーショート予告編:https://www.youtube.com/watch?v=3dVHToERcDc)
2.ウルフ・オブ・ウォールストリート
この作品はレオナルド・ディカプリオが證券詐欺や相場操縦によって逮捕されたジョーダン・ベルフォートという実在する人物を演じています。この作品は金融を描いているというよりはベルフォートのド派手な人生とウォール街のモラルハザードを描いている気がします。この映画にもマーゴット・ロビーが出演しています。ちなみにこのベルフォートもユダヤ人です。ウォール街はユダヤ系アメリカ人が多く働いており、切っても切れない関係なのです。ちなみにゴールドマンサックスの創設者もドイツ系ユダヤ人です。
3.マージン・コール
マージンコールは、「追い証」とも呼ばれ、信用取引や先物・オプション取引、外国為替証拠金取引、CFD取引などにおいて、差し入れている委託証拠金の総額が、相場の変動等によって必要額より不足してしまった場合に追加しなければならない証拠金のことをいいます。また、本用語は、証拠金から損失を引いた金額が、ある一定の割合の金額を下回った場合に通知する仕組みのことをいう場合もあります。
この映画もリーマンショックの裏側で焦る証券会社にスポットライトを当てた映画なのですが、こちらはかなりシビアな内容になっているので、終始テンションは低めで暗いです。社内の人事や人間関係なども垣間見えます。こちらは上級者向けといってもいいとおもうので、最初に見ない方が良いと思います。
いかがでしたでしょうか。ウォール街は冷酷で常に生き残りを賭けた巨大な博打を打っているように思えます。普段難解で取っ付きにくい金融のしくみをこの際に映画で学んでみてはいかがでしょうか。無知のままだと”彼ら”の様な人たちに騙されてしまうかもしれませんよ?では、次回をお楽しみに!
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