先日、水泳の瀬戸大也選手の不倫が報じられました。幸い、奥様の寛大さに救われ何とか波は収まりましたが、アメリカでは特にハリウッドスターなどが離婚する時に巨額の慰謝料を命じられ、世間を賑わすことがあります。今回は歴代の高額離婚慰謝料ランキングを見ていきたいと思います!
第10位 ミック・ジャガー&ジェリー・ホール
ローリングストーンズのボーカリストとして、現在でも1回のツアーで500億円を稼ぎ出すといわれるミック・ジャガーは、1977年、32歳の時に当時まだ駆け出しのモデルだったジェリー・ホールと結婚しました。しかし入籍はせず長年内縁の妻の状態が続いていましたが、1990年ようやくバリ島のヒンズー教会にて挙式。その後、4人もの子どもに恵まれたふたりでしたが、1998年、ブラジル人の愛人女性から長男の認知を求める裁判を起こされ浮気が発覚。そして1999年離婚。この時、ミックが支払った慰謝料は18億8千万円でした。しかし、当時ミックの総資産は実に400億円。それに比べれば少ないように思えますが、そこにはこんな経緯がありました。
バリ島のヒンドゥー教寺院での結婚式の際、インドネシア政府がヒンドゥー教徒ではないふたりに対し、「結婚を認めない」と表明するトラブルがあったのです。離婚裁判の中で、ミック側の弁護人がこの事実を持ち出したことで、裁判所は、「ふたりは正式な夫婦とは言えない・・・」と判断し、慰謝料が大幅に減額されることとなったのです。
第9位 ライオネル・リッチー&ダイアン・アレクサンダー
「ラブソングの神様」と評されるライオネル・リッチーは、1996年、かつて自身のバックダンサーをつとめていたダイアンと結婚しました。が、約7年間共に生活をするも性格の不一致を理由に破局。裁判所に提出された書類には「和解しがたい不和」とあり、実際ふたりの間で何があったのかは明らかになっていません。 この時、ライオネル・リッチーが話し合いの上支払った慰謝料は25億円。この額は、ダイアンが要求した月々に必要な経費をもとに算出されました。ダイアンが要求したひと月に必要な経費、その内訳は以下の通り。
自身の生活費…600万円
服・靴・アクセサリー代…190万円
エステ代…190万円
宝石代…60万円
プレゼント…60万円
皮膚科…36万円
レーザー脱毛代…12万円
サプリメント代…6万円
-----------------------------------
年2回の整形手術…240万円
養育費(年間)…1500万円
ひと月で合計3000万円。この84ヵ月分が25億円という金額なのです。あまりにゴージャスな暮らしぶりが全米中で物議をかもしましたが、ダイアン本人はあくまで、「妥当な額」と主張しています。
第8位 マイケル・ダグラス&ディアンドラ・ダグラス
1977年、知人のパーティー会場で知り合い、わずか6週間後に結婚するという、スピード婚を果したふたり。結婚後「危険な情事」や「ウォール街」など大作に出演し、もっともギャラの高いハリウッド俳優ともいわれたマイケルでしたが、数々の浮気やアルコール中毒のうわさが囁かれていました。離婚のきっかけとなったのは、92年マイケルの自称「過労とアル中の治療のため」入院・・・。そして95年、ディアンドラが離婚を申請。この時マイケル・ダグラスが支払った慰謝料は56億2500万円。更に、ビバリーヒルズとスペインの住居もディアンドラの手に渡りました。
第7位 ジェームズ・キャメロン&リンダ・ハミルトン
出会いは、シュワルツェネッガー主演の人気シリーズ「ターミネーター」。当時30歳のジェームスと28歳のリンダは互いに魅かれあい、「ターミネーターⅡ」の撮影で再会したふたりは交際を開始。そして1997年、結婚・・・ところが95年、キャメロン監督が映画「タイタニック」の撮影に取り掛かると、ふたりは中々会うことができず、そんな中、キャメロン監督が出演者の女優スージー・エイマスと交際しているという噂が流れ、結婚からわずか1年にして別居、そして離婚に至りました。この時キャメロンが支払ったその慰謝料は62億5000万円。98年映画「タイタニック」で得た収入120億円のほぼ半分が慰謝料に消えたのです。なお、キャメロン監督はそれ以前にも3度も離婚を経験しています。
第6位 ポール・マッカートニー&ヘザー・ミルズ
前妻リンダさんを乳がんで亡くし、失意のどん底だったポールと、元モデルで地雷廃止運動に取り組んでいたへザーが出会ったのは、動物保護のチャリティーイベント(1999年)でのことでした。ポールはヘザーの活動に感動し、24000ドルを寄付。こうして2001年、59才のポールと33才のヘザーは26歳という年の差を越え交際を開始、2003年に結婚しました。しかし、その結婚生活には大きな問題が・・・。昨年、妻がポールの暴力を告発したのです。現在も離婚調停中のふたり。総資産約1600億円といわれるポールが和解金として提示した慰謝料は75億円。いまだ決着がついていないこの裁判。一部では、最終的に400億円以上が支払われる可能性も囁かれています。
第5位 ケヴィン・コスナー&シンディ・シルバ
1975年、カリフォルニア州立大学に通う役者志望の学生だったケビンは、同級生のシンディと卒業後22歳の時に結婚。働きながら役者を目指すケビンをシンディは支えつづけ、1980年代後半に、ケビンは俳優として開花。91年には映画「ダンス・ウィズ・ウルブス」でアカデミー賞を受賞し、この年の収入は62億円に上ったといわれています。しかし、人気俳優となったケビンには多くの誘惑が付きまとい、度重なる浮気が紙面をにぎわせました。そして94年、ついに16年渡る結婚生活は終わりを告げたのです。この時、ケビン・コスナーが支払った慰謝料は100億円。このほか、ハリウッドの100万ドルといわれる自宅、そしてレストランの所有権50%が譲与されました。
第4位 ハリソン・フォード&メリッサ・マティソン
「E.T」の脚本家として知られるメリッサとハリソンが知り合ったのは1979年、フォードが出演した映画「地獄の黙示録」に、メリッサがフランシス・コッポラ監督の助手として参加していたのがきっかけ。ふたりは83年、ハリソン41歳の時に結婚。1本の出演料が93年当時25億円といわれたハリソンは当時世界で最も裕福な俳優といわれ、セントラルパークを望むマンションに愛の巣を構え、更に子供達の成長のためにと、ワイオミングの山中に800エーカー以上(東京ドーム70個分)の農場を持つなど、理想的な生活を過ごしていました。しかし、絶えることのないハリソンの浮気話に・・・2004年ついに離婚。この時、ハリソンが支払った慰謝料は106億2500万円。このほか、コネチカットの7億5千万円の豪邸、同じく7億5千万円のジャンボジェット機、1億円相当のアートコレクション、更に「インディー・ジョーンズ3部作」「逃亡者」など人気シリーズのDVD販売による将来的な利益の分与もされるというオプションがつけられました。
第3位 スティーヴン・スピルバーグ&エイミー・アーヴィング
出会いは1979年、映画「未知との遭遇」のオーディション会場。当時、33才のスピルバーグ監督は女優・エイミー・アーヴィング(22)を不合格にしたものの、女性としての魅力にはひかれていました。そして1985年、ふたりは結婚。しかし、結婚のわずか3年後には不仲が噂され始め、翌89年、短い結婚生活は幕を閉じます。離婚の原因は、スピルバーグが映画「インディ・ジョーンズ」で起用した女優ケイト・キャプショーとの不倫でした。この時、スピルバーグが支払った慰謝料は125億円。この額を4年間という結婚生活で換算すると、エイミーは1週間につき、実に6000万円を得た計算になります。
第2位 ニール・ダイアモンド&マルシア・マーフィ
ニール・ダイヤモンドは、1970年代後半、最も成功した歌手のひとりであり、全世界で1億1千万枚を売上げた往年の超ビックスターです。そんな彼は1969年、当時28才のニールが訪れたテレビ局で制作アシスタントをしていたマルシア(22)と出会い、ひと目惚れ。すぐにマルシアと付き合い始めました。ニールはこのときすでに結婚していましたが、すぐに離婚。なんとその9日後にマルシアと結婚を果たしたのです。その後、ニールは着々とヒットを積み重ね、1978年には年間18億円を稼ぎ出すまでに。マリブに豪邸も建て、業界きってのおしどり夫婦といわれました。しかし、結婚から25年目の1991年、47歳になっていたニールの不倫が発覚。95年に正式に離婚します。この時、ニールが30年ともに歩んだ妻マルシアに支払った慰謝料は187億5000万円。これは総資産の半分にあたる金額。ニールはこれほどの巨額を潔く支払ったという。「彼女はそれだけの額を受け取る価値がある。喜んで支払いたい。つらいときも一緒に過ごしたのだから、これで幸せになってほしい」。このようにアメリカの多くの州では、「離婚の際には、結婚していた期間に得た所得を夫婦で折半すること」が原則。そのためハリウッドでは高額慰謝料が飛び交ってきました。
しかし、そんなハリウッドの離婚事情に最近、ある変化が…。SmaSTATION!!でも注目してきたブリトニー・スピアーズ。元夫ケビン・フェダーラインと親権をめぐる争いのストレスのせいか、頭を坊主にしたり、薬とアルコールの過剰摂取でリハビリ施設に入るなど、その奇行ぶりが話題になりましたが、離婚協議がようやくまとまり、正式に離婚の条件が決まったと伝えられました。イギリスのタブロイド紙は、その資産からブリトニーがケヴィンに総額1900万ドル、およそ22億円を支払い、ふたりの息子の親権は共同保有することに合意と伝えました。しかし、アメリカメディアの中にはこの数字を否定し、ケヴィンが受け取る額は10分の1以下だと報じるところも。そこで推測されたのは、ふたりが結婚前に交わした「プリナップー婚前契約」の存在。「プリナップ」とは、「離婚の際、慰謝料は誰がいくら払うか」「財産はどう分けるか」「子供の親権」「養育費」など新郎新婦が、結婚前に離婚の条件を話し合い取り交わす契約のこと。いまではこのプリナップがハリウッドにおける主流なのです。6位にランクインしたポール・マッカートニーはヘザー・ミルズとの結婚の際、周囲からプリナップを交わすようアドバイスを受けていましたが、「別れることはないから必要ない」とこれを拒んだとか。その結果、離婚の際に待っていたのは泥沼の離婚訴訟だったです。
第1位 マイケル・ジョーダン&ファニータ夫人
NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダン。1985年、シカゴ出身のビジネスウーマンだったファニータと知り合い4年の交際を経て結婚。NBA入り後、年俸やスポンサー契約などで得たジョーダンの総収入はアスリートとしては史上最高額の4億7000万ドル、日本円でおよそ611億円!フォーブス誌の推定によると彼の総資産は800億円にのぼると見られています。しかし、2002年 ジョーダンの2度目の引退表明の翌年、ファニータは離婚を申し立て、2006年、ふたりは正式に離婚を表明しました。その理由に関して、彼自身は一切ノーコメントを貫いています。多忙故に家族の時間が持てなかったこと、ストリッパーとの浮気が週刊誌で報じられたことなどが原因ともいわれています。一部報道では、現役時代試合で家を留守にすることが多かったマイケルに対し、ファニータは実に4年に渡って私立探偵を雇いその行動を常に報告させていたという。17年の結婚期間中、ジョーダンが得た収入は約450億円。現在離婚調停中ながら、予想される慰謝料額は190億円超。ことし中には和解が成立するといわれていますが、専門家たちの予想は200億円を超えるのではという声も。
いかがでしたか。いやー、さすがビッグスケールアメリカ。慰謝料の額もアメリカ級ですね(笑)。最近は投稿頻度が低く申し訳ございません。コロナでネタが少ないのと、仕事が繁忙期であまりブログに時間を割けていません。今後ともご愛読よろしくお願いいたします!
それではまた次回!
【出典Smastation!】
コメント
コメントを投稿