アメリカの学校の学期
アメリカの学校は平均して 9 月第一週に始まり、6 月上旬に終了する。冬休みは短く、普通クリスマス前日から 1 月 1 日まである。冬休みはかってクリスマス休暇と呼ばれていたが、最近はイスラム教徒、ユダヤ教徒などのキリスト教徒以外の宗教人口が激増の為、公立学校ではクリスマス休暇と言う言葉を避け、Winter Recess とか Winter Break と称するのが慣例になって来た。大学を除いて週 5 日制である。夏休みは約 3 ヶ月間の長期にわたるが教育年度が終了してるので宿題はなく、アメリカの子供たちは 3 ヶ月間、頭を休める。この為、9 ヶ月間に学んだ殆どの事を忘れてしまい、9 月と 10 月は前学年のおさらいをしなければならない。これがアメリカの教育のレベルが世界の先進国中最も低い理由の一つとなっている。この 3 ヶ月間の学校休暇は植民地時代の農繁期のなごりである。
学年について
日本では6・3・3年制が一般的ですが、アメリカは5・3・4年制が一般的です
5歳 幼稚園(Kindergarten)
6歳~5年制小学校(Elementary School)
11歳~3年制中学校(Middle school)
14歳~4年制高校(High school)
ただし、アメリカの場合、ものすごく頭の良い生徒は飛び級することがあります。京都大学の望月教授などはその例ですね。ですので、完全にこの通りではありません。また、その逆で小学校でも留年があるので、頭の悪い生徒は卒業までに時間がかかることもあります(エミネムとか笑)
日本では珍しいホームスクーリング
ホームスクールというのは、文字通り、学校へ通学することなしに自宅で学習して、正規の学校教育に代える教育です。
学校へ通わずに、自宅で、お母さんが子供に勉強を教えるのがホームスクールの姿です。親が自分の手で子供の教育をする形が一般的ですが、数人の親が協力をして、自宅を使って小さな学校のような形式をとることもあります。それぞれのお母さんが手分けをして、自分が指導可能な教科を、学校の教科書や指導書を使って教えるというパターンです。対象となる子供たちは、幼児から高校生までさまざまです。
ホームスクールを選択する理由は、学校での教育、特に公立学校での教育に対する不安や不満が第一です。暴力やドラッグなどが蔓延して自分の子供がそれらに染まってしまう可能性が高くなってきた、州の教育予算の大幅削減や児童生徒数の増加などで、十分に教育効果の高い学習が受けられない、所属する学校区の右傾化や左傾化、または宗教の違いなどで、保護者が期待する教育が受けられないといった社会問題を反映した教育環境の悪化が、最も大きな理由として挙げられます。また最近はインターネットなどの発達により、豊富な教育情報の入手が容易になったことも理由の一つです。
受験について
アメリカにはSATという日本でいうセンター試験のようなものがあり、日本では、SAT®は10月、11月、12月、1月、5月、6月に実施され、1年度に6回の受験機会があります。申し込みはカレッジボードのウェブサイトからオンラインで行い、受験料もオンラインでクレジットカードにて支払います。SAT®(Reasoning Test)の受験料は、アメリカで受ける場合は52.50ドル、日本で受ける際にはこれに加えて42ドルです。
なおSAT®(Reasoning Test)とSAT® Subject Testsを同日に受験することはできません。SAT® Subject Testsの科目は同日の試験日に3つ同時に受けることができます。
いかがでしたでしょうか。これから日本とアメリカはファイブアイズを中心に情報共有を進める上で学業シーズンや教育システムそのものを変革せざるを得なくなるかもしれませんね。
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