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FOXで起こったスキャンダルが映画化!

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最近、世界各国で女性によるセクハラなどの告発が一種のムーブメントになっていますよね。"#Metoo"などがその典型です。そして今回取り上げるのはFOXで起こったセクハラスキャンダルです。この事件は2月に日本で公開される映画「スキャンダル(原題:bombshell)」の元ネタにもなっているのですが、一体どのような事件だったのでしょうか。見ていきましょう。

事件の発端は2016年にFOXニュースのアナウンサーであるグレッチェン・カールソンさんがセクハラに遭ったとしてFOXニュースのCEOであるロジャー・エイルズ氏を訴えたことから始まる。
エイルズ氏は、元ミス・アメリカでFOXニュースのキャスターを務めていたカールソンさんに性的な関係を迫ったとの疑惑を否定していた。しかしこの裁判がきっかけで、他の女性職員も次々と被害を訴え、カールソンさんの主張を裏付ける形となった。

 親会社の21世紀フォックス(21st Century Fox)は、「グレッチェンが、彼女をはじめ職員全員に向けられるべき敬意と尊厳に満ちた待遇を受けていなかったという事実を心から遺憾に思い、謝罪する」との声明を出した。

 声明には詳細な和解条件は記されていないが、米誌ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)は複数の関係筋の話として、FOX側がカールソンさんに2000万ドルの示談金を支払うと報じた。

その他にも近年アメリカ国内でさまざまなセクハラの告発が相次いでいます。

2017年10月29日、俳優のケビン・スペイシーが、30年以上前の強姦未遂を当時14歳だったアンソニー・ラップに告発され、「覚えていない」としながらも謝罪し、かねてから噂のあった同性愛者であることを告白した。同性愛の告白は非難をかわすためのものだと批判された。その後も業界関係者ら十数名から告発が相次ぎ、出演作品からの降板が決まった。

11月9日、コメディアンのルイ・C・Kが5人の女性からセクハラを告発され、番組からの降板が決まり、17日に公開予定だった映画の上映が中止された。同9日、アラバマ州上院補選の共和党候補ロイ・ムーア元判事が複数の女性から性被害を告発された。これに対しムーアは「魔女狩りであり、典型的なフェイクニュースだ」と反論したが、12月12日の選挙で落選した。

また、テレビ界では11月14日、NBCが重役のマット・ジマーマンをセクハラ疑惑で解雇した。
11月20日、ニューヨーク・タイムズが看板記者のグレン・スラッシュをセクハラ疑惑で停職処分にした。11月22日、CBSが大物ニュースキャスターのチャーリー・ローズをセクハラ疑惑で解雇した。
11月29日、NBCが看板情報番組『トゥデイ』司会者のマット・ラウアーをセクハラ疑惑で解雇した。これには、ドナルド・トランプ大統領も反応を示した。この件について、弁護士でコメンテーターのジェラルド・リベラは、ラウアーを擁護し、局の対応に懐疑的な見解を示した。それを受けて、ベット・ミドラーがリベラによる過去の性被害を告発した1991年のインタビュー動画をツイッターに投稿した。

12月2日、ニューヨーク・ポストが、メトロポリタン・オペラ名誉監督ジェームズ・レヴァインによる過去の少年への性的虐待を告発した。被害男性は2016年に警察に訴えたが時効を迎えており、レヴァインも容疑を否認していた。メトロポリタン・オペラは報道の後、調査を開始し、2018年3月にレヴァインを解雇した。これを受けてレヴァインはメトロポリタン・オペラを損害賠償や名誉毀損で提訴した。

12月7日、タイム誌の2017年度パーソン・オブ・ザ・イヤーに#MeToo運動を起こした「サイレンス・ブレイカーズ(沈黙を破る女性達)」が選ばれる。

そういえばFOXといえばトランプ大統領が大好きなメディアでもありますよね。実際、エイルズ氏はトランプ大統領とも交友があったそうです。大統領自身も女性蔑視発言があったので、今作品はFOXとトランプは女性を軽視しているというイメージを植え付けるものとなる可能性があります。CNNはこの作品を支援するでしょうね笑。日本ではどのような反応が見受けられるのか楽しみです。ではまた次回をお楽しみに!


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