こんにちは。管理人です。4月上旬にアカデミー賞で起こったウィル・スミスのビンタ騒動は皆さんもご存じだと思います。今回はそれにちなんでアメリカのブラックジョーク文化について話そうと思います。 ビンタ騒動 念のためビンタ騒動の敬意を説明すると、プレゼンターとして招かれた黒人のコメディアン、クリス・ロックがウィル・スミスの妻であるジェイダさんのスキンヘッドをジョークのネタにし、それに対してスミスがブチギレてロックをビンタしたというものです。 その後、スミスはアカデミー賞会員を脱退しました。また、ロックも謝罪コメントはありません。人々の反応はというと、アメリカではスミスへの批判が多いのに対し、日本ではその逆でロックへの批判が多いです。この違いは何なのでしょうか。 アメリカの有名人いじり アメリカは日本以上に有名人や国家へのいじりが激しいです。有名人をいじってネタにすることをcelebrity roastと呼びます。特にゴシップなどはTMZというメディアをはじめとした動画メディアが追いかけたりするので、流失動画なんて日常茶飯事です。また、ファミリーガイなどの大人向けアニメでも有名人は度々ジョークのネタにされます。 family guy 授賞式後のジェイダを追いかけるTMZの記者 このようにネタにされまくるのがアメリカのセレブの宿命なのですが、ブチギレるひとはそこまで多くありません。少数派です。 元々アメリカに入ってきたイギリス人もブラックジョークが激しい国の人ですので、そのイギリスのカルチャーを受け継いでいるのかもしれませんね。そして今回ビンタされたロックは元から激しいブラックジョークを言うコメディアンとして知られているので、そこまであの発言に対し驚きは無いし、そもそも呼んだのもアカデミー側ですので、ロックからしたらとばっちりでしょう。Brooklyn Tokyoさんの動画でそこら辺を詳しく説明しています。 ただ、超えてはいけない一線もあり、例えば ミンストレイル・ショー に代表されるような黒塗りなどは完全にアウトです。 いかがでしたでしょうか。アメリカのポリコレとジョークの線引きは紙一重ですね。コメディアンはだいぶやりづらいと思います。ちなみに管理人はファミリーガイが大好きです(笑) なんでサウスパークは日本で見れてファミリーガイは無いんだろ…。ではでは。